PR

Fire HD 7 レビュー、2014年新型タブレット

Fire HD 7タブレットのレビュー・感想。(レビュー動画あり)

Fire HD 7は、2014年10月16日にAmazonから発売された7インチの新型タブレット端末。


Amazonから届いて、開封、電源ボタン長押しで起動。
amazonロゴやfireロゴが映し出されますので、初期設定画面まで待つ。

日本語を選んで、WiFiは後から接続するとホーム画面になりましたが、
特に何もできませんので、すぐにルーターにてインターネットに接続。

その後でAmazonのサインインを求められました。
昨年まで、届いたときに既にアカウントが入ってるというシステムでしたが、
変わったのかもしれません。(このほうが安全でよい気がします)

補足)
Fire HD 7上でサインインした後、Amazon.co.jpカスタマーサービスから「ようこそFire HD 7へ」
という案内メールを受信、ネットでアクセスするamazon.co.jpのMy kindle>端末の管理にも、
それまでなかったFire HD 7が登録済みに表示されたので、やはりそうだと考えられます。


<デザイン>

Fire HD 7タブレット(2014)背面ピンク

カラーバリエーションが5色あり、今回はピンクを選択。

Amazonのページで見る限り、もっときつい派手な感じかと予想していましたが、
実物は落ち着いたきれいなピンクで、よい。
本のカバーのような印象。

カラーといいましても、背面と側面のみで、画面を見ている方向からは、
端のみかろうじてカラーになっているだけで、画面およびその周囲は黒。

色がついた部分はプラスチック製のようで、切れ込んだような側面デザインは、
HDXシリーズを彷彿とさせます。(昨年の2013HDもこのデザインだった気がします)

裏面はカラー一色、縦向きの配置で中央やや上に「Amazon」のロゴ。

全てを見渡して手に持ってみて、高級感はさておき、少なくとも安っぽくはない。
外観はよく、きちんとした仕上がり、好印象。


<サイズ>

Fire HD 7タブレット(2014)持った大きさ

大きさ:191 x 128mm、厚み:10.6mm(Amazon)

ハンドバックやセカンドバックに入る大きさ。コンパクトなタブレット端末。

手で掴むことはできますが、女性や手の小さい人ですとやや厳しいかもしれません。
横画面ですと男性でも両手で端末を持ちつつ操作することになります。

Fire HD 7タブレット(2014)でインターネット

重さ:337g(Amazon)

計量してみると338g。
最近の7インチタブレットの中では重めな部類。
初代Nexus7(2012)とほぼ同じなので、許容範囲内でしょう。
持ち運び時、カバンに入れたら重さは感じないと思います。

(操作中になぜか重めに感じてしまうのは、愛用中のKindle Fire HDX 8.9と視認した
大きさ対比で無意識に比較してしまうからかもしれません。
=7インチの見た目から想像される重量より重く感じている)


<装備>

Fire HD 7タブレット(2014)装備

画面正面:
インカメラVGA(Skypeなどビデオチャット用)
Fire HD 7タブレット(2014)ホーム画面

側面(短辺):
電源ボタン、マイクロUSB(充電、スリムポート対応HDMI可、USBホスト)、
マイク、イヤホンジャック、
Fire HD 7タブレット(2014)ボタン・USB

側面(長辺):
音量ボタン上下
Fire HD 7タブレット(2014)カメラ・イヤホン

裏面:
アウトカメラ(200万画素、HD動画撮影)
デュアルステレオスピーカー(左右ステレオ、Dolbyオーディオ)
Fire HD 7タブレット(2014)スピーカー

物理ボタンはHDXのような埋め込み状態とは異なり、普通の突起型。
形としては押しやすいがプッシュが堅めなのは、誤打を防止するため?

ちょっと疑問。スピーカーを上側にして映画を観るとき、音量ボタンが
下位置になるので、操作はソフト(画面)でできるが、物理ボタンを押し潰す格好に
なりそうで微妙。(わずかに傾いてるので大丈夫な設計のかもしれないけれど)

Fire HD 7タブレット(2014)薄さデザイン

スピーカーは、確かに左右でステレオ感しっかり。悪い音ではありませんが、
Kindle fire HDX 8.9や旧型Kindle fire HD 8.9に比べて、ややこごもったような音質に
感じられました。
イヤホン、ヘッドホンで聞いたほうがよい音の気がします。


<記憶容量>

8GB (使用可能領域 約4.5GB)Amazon

8GBモデルを買いました、理由はより安いので。
使える領域は4GB強。
多くのアプリは通常数十~100MB程度、コミック数十MB程度ですので、
100個くらいのコンテンツは入れておける計算。
必要な全てを持ちあるくことは不可能であるにせよ、整理しつつ使う格好
であれば無理はないはず。

ところが、本モデルよりUSBホストに対応した模様。外部記憶媒体を認識する
ようになっていますので、音楽や動画など容量制限なしに使えそうです。

但しAmazonコンテンツは本体ストレージにインストールしますので、
アプリやkindleコミックを多く保存したい人は、最大16GBモデルをお選びください。


<画面>

画面:7インチ、1280 × 800 (216ppi)(Amazon)

初代Nexus7(2012)と同じ。
Androidタブレットの解像度はどんどん上がっていますから、低い部類。

操作中、画面を見ていると、基本的にきれいな映りなものの、全体的に
なんとなくボヤけたような感じもあります。
それがこの解像度なのでしょう。

目が慣れれば、見るに困るということは全くありませんが、2014年秋では
まあまあなレベル。

Fire HD 7タブレット(2014)ゲーム縦画面

補足)
Amazonによれば、Fire HD 7にはスリムポート対応のUSBポートを搭載しており、
別売のアダプタを使えば、HDMIケーブルで大画面テレビや大型モニタに接続可能。
7インチ画面端末ですが自宅では大画面で楽しめることでしょう。


<操作感>

CPUクアッドコア 1.5GHz ×2 + 1.2GHz ×2、メモリ1GB(Amazon)

スムーズに動作。
2014年の新Fire OS 4「Sangria」が搭載されており、OS3のよさや外観を引継ぎながら、
全画面表示、メニュー、複数選択など操作性や視野での優位性が昨年までの歴代モデルより
かなり上がっています。

ただ、細かな動作速度面を厳しめに評価すると、ピンチインアウト、タップなどやや遅め、
少しひっかかるような感が稀にあるのは、HDXからの性能差では仕方のないことか。

性能でなら旧型Kindle fire HD 8.9(米2012)からの比較で考えるべきでしょうか。
それなら新OSも含めてこちらのFire HD 7(2014)のほうが動作は快適、確実に
進化しているAmazonの足跡が実感できます。


<WiFi>

シングルアンテナWi-Fi。802.11b、802.11g、または802.11n(Amazon)

自宅のルーターで802.11aが表示されませんでした。
最新のacだけでなく、aも未対応ですので注意。

気になるWiFi速度。
アプリや本のダウンロードをしてみると、しばらくして完了しますが、
やや時間がかかることも。

ネット閲覧や映画の読込みにほんの一瞬タイムラグがあるような気はします。

許容範囲ではありますし、普通に使うには、大きな問題はなし。


<備考>

おそらく新Fire OS 4「Sangria」の仕様なのでしょうけど、スリープ画面に広告
(Amazonコンテンツのおすすめ)が表示されるようになっています。
これは電子書籍端末Kindle Paperwhiteなどのキャンペーン情報つきモデルのような
感じなのでしょう。

ついにUSB OTG(USBホスト)に対応した模様。
今のところマウス、フラッシュメモリの使用を確認できました。これはうれしい♪
端末の価値が上がります。


Nexus7(2012)と並べてみました。
Fire HD 7タブレット(2014)比較Nexus7(2012)

所有している歴代Amazonタブレット4台を並べてみました。
Fire HD 7タブレット(2014)比較HD6、HD8.9、HDX8.9

<まとめ>

レビューを書いて気づきました。
このFire HD 7(2014)は初代Nexus7(2012)と同等、おそらく意識して開発されたと。
すなわちサイズ感や性能が2年前の最新型をベースにしているのかと。

クアッドコアCPUなど、スペックは高くなっているものの、
この手のモバイル機器を使いこなして何台も所有している人からすれば、
2014年秋、全ての面であとわずかに物足りない感は否めません。

しかしAmazonとしては高級機HDXシリーズにたいする廉価版HDという規格。
価格が安いことと引き換えに、多少の不足は仕方ないこと。
(性能を重要視するならHDXシリーズを選びましょう。)

安価と言っても、作りはきちんとしており、外身の仕上がりもきれい。
中身の新Fire OS 4「Sangria」も操作しやすく、アプリやゲームもきちんと動作する。

普通に使うという前提で、価格と掛け合わせたら充分満足できるタブレット端末だと
言えます。総合的に完成度は高く、コストパフォーマンスもよい。

Fire HD 7タブレット(2014)で読書

7インチというのはタブレット初期から存在した基本サイズ。
電子書籍にも最適、特にコミック。
タブレットは大きい画面で見れるのが醍醐味ですから、手持ちのスマホと差別化して使う意味でも
6インチより7インチを選びたい。(Fire HD6の大きさ・重量とそこまで違いませんでした)

既にAmazonのKindle Fireタブレットや他社タブレットを持ってる人の2台目、
サブ機・持ち歩き用としてもおすすめ。

動画アップしました

後日追記)
Fire HD7とFire HD6を10日使った感想

以前の記事)
Fire HD 7タブレット購入
Fire HD 7タブレット (ニューモデル)は買いか?

後日追記)
Fire HD7返品


★翌2015年モデルも買いました★レビュー記事はこちら
Fire(7インチ)レビュー、2015年新型タブレット
Fire HD 8 レビュー、2015年新型タブレット